hami-nyoの日記

日々つらつらと、観たお芝居や映画の事とか書いてます

長い旅

winter+sombrero'08展
松下富裕美◆ソンブレロ アートコラボレーション
『絵とセトモノと小演劇』
横浜山手の丘「エリスマン邸」内ギャラリースペース


◎演劇/ベンチひとつの会話劇
作・演出 ソンブレロ
*act1 たとえば何かのおぼし召し
出演 矢羽々昭幸 里中海奈
*act2 幌バスにのって
出演 青山杉子 服部健太郎


◎絵とセトモノ
松下富裕美


とてもいい空間に漂えました。
なんか、機会をつくっていただいてありがとう。的な、
感謝と不思議空間。
フツーの洋館、しかもギャラリーで小演劇。
照明設備も音響設備もなく、
(照明は部屋の灯り、カーテン閉めて舞台側だけ点ける)
(音響は背後にCDプレーヤー)
それで十分。
まず、前半『たとえば何かのおぼし召し』
男と女の会話劇。
とても不思議な世界。
魚、水、海、100年後、100年前…
輪転機
  ↑
この“輪転機”という響きがいいんだなぁ。。。これが
矢羽々昭幸さんの疲れた演技がすごくいい感じに里中海奈さんの問いかけに上手い具合に絡まっていました。
   ちと、褒めすぎかな?
天狗になっていいよ。グングンね。
観に来られなかった人たちに自慢しちゃうもんねぇ!
Hさんは「彼って逸材じゃない?」なんて言っていたくらいだし、
海奈姉さんも今回はとてもリラックスして演じていたような
きっと、二人でのこの作品を創り上げる過程がうまくいったのかもですね。


後半『幌バスにのって』
タイトルよく見直すと幌馬車じゃないのですよね。
とてもひろ〜〜〜い草原の中にベンチが一脚あって
でもその草原が囲われた国の中
他者(よそ者)との隔離された世界で生きている農民・平民・・・
戦争。
こちらも、女と男の会話劇。
小道具にスケッチブックと色鉛筆。帽子。双眼鏡。
車椅子で迎えに来るまでのひととき。


どちらのお芝居も、すごく観る側の想像力をかきたてる作品。
不思議な空間。
さすが第二次谷杉さんのお仲間。
今日は谷杉さんも一緒でした。
アクセサリーとして二人の女性が松下さんの作品を胸(首)に掛けていたのも素敵でした。
後で、ソンブレロさんの作品を読み返してみたいと思います。
横浜まで行った甲斐がありました。



さて、
梅雨明けの子どもたちがはしゃぐ朝、
はなムスび専属照明のHさんと赤羽岩淵駅でAM9:30に待ち合わせ。
本来は、JR赤羽駅から渋谷経由でも、湘南新宿ライン横浜経由でもなんでもあるのだけど、、、
乗換回数と、料金から南北線1本で行くことにしました。
で、私3分遅れました。
で、急行に乗り遅れました。
で、元町中華街へ着いたのが11:14(えらい時間がかかり、旅行感覚)
で、エリスマン邸まで、徒歩で15分位、しかも上り坂とか。
で、タクシー使いました。
で、間に合いました。5分前。
終演後、ソンブレロさん、出演者とお話して、
食事して、
Hさんと坂を下りたところで別れ、私一人一度赤羽岩淵
喪服に着替え、
東村山へ
埼京線武蔵浦和から武蔵野線新秋津へ
妹の車に便乗させていただきました。
懐かしい顔。
なかなかこういう機会がないと会えないものですね。
で、お坊さんのお説教。
人間生まれてから死ぬまで全てが修行。
赤→青→黄→白
赤ちゃんとして生まれ、青春をむかえ沢山のものを与えられ、黄昏で手放すものがあり、白くなって修行を終える。というお話し。
今日の「たとえば何かのおぼし召し」に通じるものがあったりして、


今日は、電車にどれだけ乗っていたのでしょうか。
とっても長い旅をしてきたような気がします。
明日は、蛙の会のお稽古です。