hami-nyoの日記

日々つらつらと、観たお芝居や映画の事とか書いてます

アンデルセン・プロジェクト

アンデルセン・プロジェクト《ルパージュ版》
作・演出・出演 ロペール・ルパージュ


6月24日(土)
於:世田谷パブリックシアター



 もう、目が点。まったく今までの舞台とは違う、一つの芸術作品に出会った衝撃を感じました。
私、自慢じゃないけど英語殆どわからないので、電光掲示板の字幕付きとはいえ、始まる前は少し心配でした。でもチケット料金からして元を取ろう!じゃないですけど会場後の映像幕に映された緞帳から吸い込まれてしまいました。
 そして、幕が開きオープニング。私の大好きなケラリーノ・サンドロヴィッチさんが良く使う映像と、芝居のコラボというか演出?あのスクリーンはどのようになっているのか、舞台裏を覗きたくなりました。(終了後、ステージぎりぎりまで行って見ましたが裏手に下げてあって見えませんでしたが…)
 オペラ座の客席を前に、パブリックシアターの観客全員がまるで主人公になったような感覚。なんなのでしょう。
そしてモロッコ系の青年の行動。オペラ座のディレクターの話。それらがうまい具合にかみ合っていて、おもしろい!!しかも一人芝居。外人皆同じ顔に見えてしまう私でもすんごく違いがわかりました。もしかしたら違う人が演じているの?と思うくらい。
 そう、電車のシーン(TDLのスターツアーズさながら)、オペラ座のロビーの階段を下りるなど、、、もうそれは驚きの連続。のぞき部屋ってどこの国にもあるのですよね。フフフ
 ファニーちゃん姿は鈴だけなのにとってもとっても愛くるしいの、彼女は妊娠してしまうのだけど、しかも薬中??あんな演出、取り入れたい。ムムム
 そうそう、あの、服を一枚ずつ脱がせるシーンには萌え〜!また美術館の彫刻の乳房に口付けるシーンもほんとにゾクゾクしてしまいました。
 もう一度観たい。そう思える作品にまた出会ってしまいました。
 まだ、当日券とかありそうです。30日までやっています、感動してきてください。お薦めです。


明日はいよいよ、無声映画鑑賞会へ。今まで何回もチャンスを逃してきたので、明日こそは絶対に行くぞ!!!
「出来ごころ」小津安二郎   「己が罪作兵衛」菊地幽芳 の2作品
弁士は 澤登翠さんと坂本頼光さんです。