こまつ座&シスカンパニー
『ロマンス』
会場:世田谷パブリックシアター
作:井上ひさし 演出:栗山民也
出演:大竹しのぶ/松たか子/段田安則/生瀬勝久/井上芳雄/木場勝己
なにかの音に反応して鳥肌がたつときありますよね。
昨日はそれを感じて感激しています。いやはや鳥肌。
あのチェーホフの妹のお話です。
私の恩師である池田義一先生に「芝居をやっていきたいのならチェーホフを読みなさい」と、教えをいただき、宿題を出していただきました。未だに論文は出来ていませんが、アントン・チェーホフについて読み、調べ、勉強を続けています。だから今回の音楽劇はとても入りやすく、分り易かったです。チェーホフは大変メモ好きで(今で言うネタ帳が)沢山残っているのですよね。手紙の量も半端じゃない位残っていますが…。
オリガに出会ってからのチェーホフがこれまた素晴らしい。現在はメールのやりとりで消去ボタンで終わりですが、紙に書いて残っている手紙って素晴らしいですよね。しかも心がポッと温まる。オリガだけでなく妹にも同数位の手紙を書いていたし。
松たか子さんの歌声は大好きなのだけど“生”はもっとよかった♪ ビビビッときてしまった。
大竹しのぶさんのキュートさもよかった、特に老女役はもう最高!!
大竹さん&段田さんは、『ヴァージニア・ウルフなんかこわくない?』ぶりに観たのだけど、いいわぁ〜
段田さんは落ち着いた演技でさすが!と思ってしまいました。
生瀬さんはサラリーマンNEOとかでお馴染みで、「橋を渡ったら泣け」の演出も観ていますが…今回は見直しました!
井上さんははじめて私は拝見したのですが丁寧な歌い方がとっても印象的でした。
木場さんはもう言うこと無し!!! 大好き!
パブリックシアターの2F席は初めてだったのだけど
ど真ん中2列目。最高に観やすい席でした。
で、特に感じたことはファンは大切にしなきゃね!! ってこと。
だって井上芳雄さんのファンの方々が沢山席を占めていらして
「あと3回観るのよ」とか、、、。
マナーもできている大人の方々なので良し!ですよね。
長丁場だと特に感じます。
パンフは殆ど買わないのですが、今回は思わず帰りに買って帰りました。
たまには音楽劇も面白いです♪
もう1回観たいなと思える作品でした。