hami-nyoの日記

日々つらつらと、観たお芝居や映画の事とか書いてます

写真

百枚めの写真
一千五厘たちの横町
【原作】児玉隆也 【写真】桑原甲子雄
一銭五厘たちの横丁』より
【作・演出】ふたくち つよし
【出演】大西多摩恵 鳥山昌克(劇団唐組) 冨樫真
岸田茜 向井康起 田中壮太郎(俳優座)
新宿・紀伊國屋ホール


観劇。
もうその写真を観ただけでなんか泣けちゃって、
ナレーションのひとことひとことも重くて
芝居としてはその中の1枚の写真の家族を取り上げているのですが
庶民の戦争体験。
(軍人とかから見た目ではなく)
思えば、日本が参戦していたのはつい最近のことなのですよね。
すごく古く、自分には関係ない!みたいに思いますが
よくよく考えると…
自分の親は終戦の年小学生だったし
でも、戦争についてあまり語らないし
子供視線での体験で
疎開したこととか、食べるものが一番不自由だったとか、
嫌なことは封印したくなるものだし、
『黴菌』の設定時代とだいたい同じになるわけだし
NHKの『坂の上の雲』とかも話題だし、


この世に
戦争がなくなることが一番ですよね。
でも人間だから「欲」があり、「脳」があり、、、
演劇や歌はそういうことで少しでも訴えることができるのですよね。